部長はRYT200を「ヨガをしっかり体系的に学び、安心安全に“伝える側”へ進むための土台」として取得しました。
ポーズ以前の哲学、呼吸、倫理までを含めて学べるのが価値。ここでは、迷わず選べるように“部長の実務目線”でまとめます。
この記事は、心ヨガ部の無料カリキュラム(RYT200相当の基礎を部長流に)と、1on1体験の予告にもつながっています。
RYT200とは?部長の定義
RYT200は、ヨガ指導の入口に立つための最初の体系学習。
大きくは「テクニック(アーサナ/呼吸/瞑想)」「解剖・生理」「ヨガの人文学(哲学・歴史・倫理)」「指導法(シークエンス/キュー/安全配慮/実習)」の4本柱で構成されます。200時間で“すべてが完成”ではなく、「学びを自走させる地図」を手に入れる、という理解が健全です。
申し込む前に考えるべきこと
目的が明確だと学校選びがブレません。
次の3点を一度、文章で書き出してみてください。
なぜ学ぶのか
自分の練習の深化/教える準備/仕事につなげたい、のどれが主軸か。
いつ・どれくらい学べるか
週末集中・連続合宿・平日夜など。仕事や家庭のスケジュールと現実的に両立できる形か。
どんな先生から学びたいか
解剖寄り、哲学寄り、伝統寄り、モダン寄り。あなたの価値観に合う声・姿勢・コミュニティか。
注意点(ここは大事)
200時間=就職保証ではない
指導力は実習・観察・フィードバックで磨かれます。卒業後の伴走体制があるかがカギ。
安全配慮は最優先
「痛気持ちいい」を超えた痛みはNG。禁忌やプロップの代替案を伝えられるかが指導者の質。
哲学は“便利な名言集”ではない
日常への適用の仕方、倫理(インクルーシブ、境界線、同意)まで扱うスクールを選びたい。
自分の体は自分で守る
解剖を“医療行為”と混同しない。必要時は医療の専門家へ。インストラクターの守備範囲を理解。
向いている人・今は保留でもよい人
向いている人
自分の練習を言語化して他者に届ける意欲がある。観察メモを積極的に書ける。学び直しを楽しめる。
今は保留でもよい人
学習時間が現実的に確保できない。資格そのものが目的化している。体調や環境が不安定で、まずはセルフケアを整えたい。
受講先の選び方(チェックポイント)
カリキュラムの配分
アーサナ偏重になりすぎていないか。呼吸法・瞑想・哲学・解剖・指導実習がバランス良いか。
講師陣と理念
誰が何を教えるのかが明確か。安全・倫理・インクルーシブの姿勢が言語化されているか。
学びの形
対面/オンライン/ハイブリッドの強みと弱みを説明できているか。録画アクセスや復習体制はあるか。
実習とフィードバック
模擬クラス、観察課題、録画提出など“具体的に上達する場”が設計されているか。
コミュニティと卒後支援
卒業後の勉強会、アシスタント機会、メンタリングがあるか。卒業生の声が自然か。
運営の透明性
日程、修了要件、費用内訳、規約、返金ポリシーが明確か。
迷いを減らす意思決定の順番(部長メソッド)
- 目的を一行で書く(例:「半年後に初心者向けクラスを安全にリードする」)
- その目的に必要な弱点を3つ挙げる(例:解剖の基礎、キューの語彙、代替案)
- 候補スクールのシラバスで、その弱点が「どの授業で・どう補われるか」を対応表にする
- 通学可否・費用・卒後支援で現実解を選ぶ(“最安”ではなく“最適”)
事前準備(はじめての人ほど効きます)
日常で腹式呼吸2〜5分を習慣化。
基礎用語(前屈/後屈/外旋/内旋/ニュートラル脊柱)をざっくり押さえる。
観察メモを取る癖をつける(今日の練習で1つだけ気づきを書く)。
これだけで受講中の吸収率が段違いになります。
心ヨガ部「無料で学べるRYT200基礎」ロードマップ(予告)
部長がRYT200で学ぶ内容を、心ヨガ部版に再設計して無料公開していきます。順次アップします。
基礎1:呼吸と姿勢の土台
腹式呼吸/胸式呼吸の使い分け、骨盤と脊柱の中立、立位の安定。
基礎2:アーサナの安全原則
関節の守り方、代替案とプロップ、よくあるミスの修正。
基礎3:ミニシークエンス設計
目的別(朝/昼/夜/回復)、30〜45分の組み立て、カウントとキュー。
基礎4:ヨガの哲学を日常に
ヤマ・ニヤマの現代的実装、境界線と同意、思考の静けさ。
基礎5:解剖の読み書き
主要関節の動き、筋連鎖の観察、呼吸×横隔膜×骨盤底の連携。
基礎6:伝える技術
言葉選び、触れないアジャスト、オンラインの画角/声、クラス後のふりかえり。
各回はブログ記事+短い動画+チェックリストで提供。心ヨガ部らしく、やさしく、具体的に。
1on1体験(近日)
部長とマンツーマンで学ぶ体験も用意します。
内容は、簡単なヒアリング→呼吸と姿勢のチェック→あなた専用のミニシークエンス提案→1週間の宿題、という流れを想定。
体験の受付が整い次第、ブログとXで案内します。
最後に(部長メッセージ)
資格は“鍵”、あなたは“扉”。
鍵は扉を開けるためにある。
RYT200は、あなたのヨガと人とのつながり方を豊かにする選択肢を増やします。
学びは一度きりじゃない。
心ヨガ部はあなたの伴走者であり続けます。さあ、静かに深く、一歩ずついこう。
心ヨガ部では、部員のみんなが、ヨガを継続できるように、全力でフォローするよ!