RYT200取得を目指す方へ教室選びで失敗しない知識、学習法など大切なことを教えます。

RYT200

はじめに

ナマステ!しゅうまです!

RYT200は、Registered Yoga Teacher 200の略で、国際的に認められたヨガインストラクターの資格です。

この資格を取得することで、ヨガの基礎から応用までを体系的に学び、多くの人々に安全で効果的なヨガの指導ができるようになります。

しかし、その道のりは決して簡単ではありません。

この記事では、私がRYT200を取得する際に経験した困難や、教室選びのコツ、スケジュール管理の方法、かかる費用など、RYT200取得を目指す方々に役立つ情報を詳しくご紹介します。

RYT200取得のためのステップ

  1. 目標設定と情報収集
    • 目標設定: RYT200を取得する動機や目標を明確にすることが大切です。自分自身の成長や、将来的にヨガを教えることを目指しているのかを確認しましょう。
    • 情報収集: インターネットやヨガスタジオの情報を集め、どの教室が自分に合っているかを調べます。口コミや評判も参考になります。
  2. 教室選び
    • 認定校の確認: Yoga Allianceに認定されているスクールを選びましょう。認定校であることは、質の高い教育が受けられる保証になります。(余談ですが、私が通っていたヨガ講師が開校するまでの苦労話をお聞きする機会がありました。非常多くの教育内容を資料とともにYoga Allianceに寄せる必要があり、精神的にも体力的にもかなりきつかったそうです。それだけ準備が大変。)
    • カリキュラムの内容: 自分の学びたい内容やスタイルが含まれているかを確認します。特に解剖学や哲学の部分は重要です。
    • 教師の質: インストラクターの経験や資格を確認しましょう。実績のあるインストラクターから学ぶことは大きなプラスになります。
  3. スケジュール管理
    • 時間の確保: RYT200のプログラムは200時間のトレーニングを含むため、仕事や家庭のスケジュールと調整する必要があります。週末や夜間のクラスを提供しているスクールもあるので、自分のライフスタイルに合ったものを選びましょう。
    • 予習と復習: クラス以外の時間も必要です。ヨガの実践や理論の復習を定期的に行うことで、学びを深めます。私の場合、使える時間は常にヨガスートラを読んだり、アーサナの練習をマットの上で行っていました。おかげで太陽礼拝の流れを口頭で説明しながらスムーズに行うことができるようになりました。
  4. 費用について
    • 授業料: RYT200の授業料はスクールによって異なりますが、一般的には20万円から50万円程度です。高額なスクールが必ずしも良いとは限らないので、内容や口コミをよく確認しましょう。
    • 教材費: 教材費やヨガマット、ブロックなどの道具も必要です。これらは授業料に含まれている場合もありますが、別途購入が必要なこともあります。
    • 交通費・宿泊費: 通学の場合、交通費や場合によっては宿泊費もかかることがあります。これも事前に計算しておくことが重要です。

私の経験談 出会いはプライスレス

左:三沢市のEnYogaスタジオの先生 右:私

私自身もRYT200を取得する際に、様々な困難を乗り越えました。特に、教室選びでは多くの時間をかけて情報収集を行いました。

最終的に選んだ教室は、口コミが良く、カリキュラムが自分の求めているものに合致していたため、大変満足しています。

特にポイントが高かったのは、少人数制(私の教室は2人)だったため、自分のペースで質問をすることができ、ヨガ講師と双方向のコミュニケーションが取れました。

また、スケジュール管理も大変でした。仕事をしながらの受講だったため、週末や夜間の時間を有効に使い、毎日のヨガの練習を欠かさず行うことで、無事に修了することができました。

費用についても、初めは高額だと感じましたが、自分への投資だと思い、積極的に取り組むことで得られた知識や技術は非常に価値のあるものでした。

ヨガ取得をする過程で様々な人と出会いました。これ以上の投資はどこにもないと思います。

ヨガ哲学と解剖学の重要性

RYT200のプログラムでは、ヨガのポーズ(アーサナ)の実践だけでなく、ヨガ哲学や解剖学の知識も学びます。

これらの知識は、指導者としての深い理解と安全な指導に不可欠です。

  1. ヨガ哲学
    • ヨガスートラ: パタンジャリの「ヨガスートラ」は、ヨガの哲学的基盤を提供します。これは、ヨガの実践が単なる身体的なエクササイズ以上のものであることを理解するために重要です。
    • 八支則: ヨガスートラで紹介される八支則(ヤマ、ニヤマ、アーサナ、プラーナーヤーマ、プラティヤハーラ、ダラナ、ディヤーナ、サマーディ)は、ヨガの全体的なアプローチを示しています。これらは、日常生活にも適用できる指導原則です。逆に、これを実践できなければ、マットの上に立つ資格がないといってもいいほど大切な考え方です。
  2. 解剖学
    • 身体の構造と機能: 骨格や筋肉の構造を理解することは、正しいポーズの指導や怪我の予防に不可欠です。具体的には、各ポーズがどのように身体に影響を与えるかを理解します。クラスでは実際に人間の死体を解剖して、筋肉や骨の動きを目に見える形で実際に動作させ、説明していました。脳裏に焼き付いて離れません(;^_^A
    • 呼吸法とエネルギー: 呼吸法(プラーナーヤーマ)は、ヨガの実践において重要な役割を果たします。呼吸のメカニズムやエネルギーの流れを理解することで、より深い実践が可能になります。

トレーニング中のチャレンジと克服法

RYT200のトレーニング中には、多くのチャレンジが待ち受けています。以下は、私自身が直面した主なチャレンジとその克服法です。

  1. 体力と持久力の向上
    • 初期の疲労感: 初めのうちは、毎日のヨガの練習や長時間のクラスで疲労感を感じることがあります。このような時は、適度な休息と栄養を取ることが大切です。私も最初の頃は筋肉痛で、いかに大切な筋肉を普段使っていないのか思い知りました。慣れてきたころにはほとんど筋肉痛にならなくなりました。
    • 持久力の向上: 継続的な練習を通じて、体力と持久力は自然に向上します。無理をせず、自分のペースで取り組むことが重要です。他人と比べるメリットは一つもないので、とにかく自分の体の動きに意識を集中していきます。何より大切なのは、自分の体があること、自由に動かせることに感謝の気持ちを持つことです。
  2. メンタル面の強化
    • 集中力の維持: 長時間の講義や実践では、集中力が必要です。集中力を高めるためには、適度な休憩や瞑想を取り入れると良いでしょう。
    • モチベーションの維持: 時にはモチベーションが低下することもあります。目標を再確認し、仲間と励まし合うことで、モチベーションを維持できます。ひとりでは決してここまで到達できなかったと思います。初期段階においては、本人では気づけない個癖に気が付き、修正することも非常に大切です。
  3. 時間管理
    • 学習と仕事の両立: 多くの人が仕事をしながらRYT200を目指します。計画的な時間管理が不可欠です。スケジュールを作成し、優先順位をつけて取り組むことが成功の鍵です。

お勧めの学習リソース

RYT200を取得するためには、クラスだけでなく自習も重要です。以下に、お勧めの学習リソースをいくつか紹介します。

アイアンガーさんのイメージ画像
  1. 書籍
    • 「光のヨガ」 by B.K.S.アイアンガー: ヨガの基本から応用までを詳しく解説した名著です。ポーズの正しい取り方や注意点が丁寧に説明されています
    • 「ヨガスートラ」 by パタンジャリ: ヨガの哲学的基盤を学ぶための必読書です。ヨガの深い意味を理解するのに役立ちます。初心者には難解に感じられることがたくさんありますが、ヨガの実践を通して肌感覚で理解してくる瞬間が来ます。それまでは、あぁ、そうなんだなとなんとなく理解しておくだけで大丈夫です。ただ、何度も何度も時間を見つけては読む習慣を付けておくことをお勧めします。朝起きてすぐ、寝る前の最低2回は読んでおくといいでしょう。
  2. オンラインコース
    • Yoga International: 多くの専門家によるオンラインコースが提供されています。動画を通じて、自分のペースで学ぶことができます。
    • Gaia: ヨガや瞑想に関する豊富なコンテンツを提供しているプラットフォームです。多様なスタイルのヨガを学ぶことができます。
  3. モバイルアプリ
    • Daily Yoga: 様々なレベルのヨガクラスが提供されているアプリです。初心者から上級者まで、自分のレベルに合ったクラスを選べます。
    • Insight Timer: 瞑想や呼吸法のガイドが豊富に揃ったアプリです。メンタル面のサポートに役立ちます。
パタンジャリさんの笑顔イメージ

ヨガコミュニティの活用

ヨガの学びを深めるためには、コミュニティの存在も大切です。同じ目標を持つ仲間と交流し、情報を共有することで、モチベーションを維持しやすくなります。

  1. ローカルコミュニティ
    • ヨガスタジオのイベント: 地元のヨガスタジオで開催されるイベントやワークショップに参加することで、仲間と出会い、ネットワークを広げることができます。
    • 地域のヨガフェスティバル: ヨガフェスティバルは、多くのヨガ愛好者と交流できる絶好の機会です。新しい技術や知識を学ぶこともできます。
  2. オンラインコミュニティ
    • SNSグループ: FacebookやInstagramには、多くのヨガコミュニティがあります。質問や情報交換が活発に行われており、学びの場としても活用できます。
    • オンラインフォーラム: Yoga Internationalなどのプラットフォームには、参加者同士が交流できるフォーラムがあります。困ったことや疑問点を共有し、解決策を見つけることができます。

実際の指導経験を積む

RYT200を取得した後は、実際に指導経験を積むことが重要です。以下に、指導経験を積むための具体的な方法を紹介します。

  1. インターンシップ
    • ヨガスタジオでのアシスタント: 地元のヨガスタジオでインターンシップとしてアシスタントを務めることで、実際の指導経験を積むことができます。実践的なスキルを学び、フィードバックを受けることができます。
    • コミュニティクラスの開催: 地元のコミュニティセンターや公園で無料クラスを開催することで、指導の経験を積むことができます。
  2. オンラインクラス
    • ZoomやSkypeを利用したクラス: オンラインでヨガクラスを開催することで、場所を選ばずに指導経験を積むことができます。録画を行い、自分の指導を見直すことも可能です。
  3. 自主開催のワークショップ
    • テーマ別ワークショップ: 特定のテーマ(例:ストレス解消、腰痛改善など)に特化したワークショップを開催することで、専門知識を深め、指導力を高めることができます。

取得後のキャリアパス

RYT200を取得した後、ヨガインストラクターとしてのキャリアは多様です。以下に、代表的なキャリアパスをいくつか紹介します。

  1. ヨガスタジオのインストラクター
    • ローカルスタジオでの指導: 地元のヨガスタジオでレギュラークラスを持つことができます。安定した収入と定期的な指導経験が得られます。
    • フリーランスインストラクター: 複数のスタジオやフィットネスセンターでクラスを持つフリーランスとして活動することも可能です。柔軟なスケジュールを組むことができます。
  2. オンラインヨガインストラクター
    • オンラインプラットフォームでの指導: Yoga InternationalやYouTubeなどのプラットフォームでオンラインクラスを提供することができます。世界中の生徒に指導が可能です。
    • 個人レッスンの提供: ZoomやSkypeを利用して、個別指導を行うことも可能です。個々のニーズに合わせた指導が行えます。
  3. 企業や学校でのヨガクラス
    • 企業向けのクラス: オフィスヨガや企業向けのストレス管理クラスを提供することで、新しい市場を開拓することができます。
    • 学校でのヨガプログラム: 学校でのヨガプログラムを導入し、子供たちや教職員向けのクラスを提供することも可能です。
  4. ヨガリトリートの開催
    • 国内外でのリトリート: ヨガリトリートを企画し、自然の中でのヨガ体験を提供することができます。特別なプログラムやワークショップを通じて、深い学びを提供できます。

ヨガの普及と社会貢献

RYT200を取得した後は、ヨガの普及活動や社会貢献にも取り組むことができます。以下に、具体的な取り組み例を紹介します。

  1. ヨガの普及活動
    • ヨガイベントの開催: 地元でヨガイベントを開催し、ヨガの魅力を広めることができます。例えば、ビーチヨガや公園ヨガなど、無料のイベントを通じて多くの人にヨガを体験してもらうことができます。
    • メディアを通じた普及: ブログやSNSを活用して、ヨガに関する情報発信を行います。ヨガの効果やポーズの説明、生活に役立つヨガの知識を共有することで、より多くの人々にヨガを知ってもらうことができます。
  2. 社会貢献
    • チャリティーヨガクラス: チャリティーイベントとしてヨガクラスを開催し、集まった寄付金を社会貢献活動に役立てます。地域の慈善団体や災害支援など、様々な目的で寄付を行うことができます。実はこれ、私がやってみたいことの一つです。
    • コミュニティサービス: 地域の福祉施設や老人ホームでヨガクラスを提供することで、社会貢献活動に参加します。高齢者や障がい者向けのヨガクラスを通じて、健康と福祉に貢献することができます。

ヨガの専門性を高めるための追加資格

RYT200を取得した後、更なる専門性を高めるための追加資格もあります。以下に、いくつかの代表的な追加資格を紹介します。

  1. RYT500
    • 概要: RYT500は、RYT200の上級資格です。更に300時間のトレーニングを受けることで、RYT500の資格を取得できます。高度なポーズや指導技術、専門的な知識を学ぶことができます。私も今後、RYT500を取得したいと考えています。取得後は惜しまずすべての知識を皆さんにもお教えしていきたいと思います。
    • 利点: より高度なクラスの指導が可能になり、ヨガの専門性を深めることができます。更なるキャリアの展開にも役立ちます。
  2. プレンタルヨガ
    • 概要: 妊婦向けのヨガクラスを指導するための資格です。妊娠中の女性に対する安全で効果的なヨガの指導法を学びます。
    • 利点: 妊婦や産後の女性向けのクラスを提供できるようになり、特定のニーズに対応した指導が可能になります。
  3. キッズヨガ
    • 概要: 子供向けのヨガクラスを指導するための資格です。子供たちの成長や発達に合わせたヨガの指導法を学びます。
    • 利点: 子供たちの健康や集中力の向上に寄与することができ、学校やコミュニティでの活動が広がります。
  4. 高齢者向けヨガ
    • 概要: 高齢者向けのヨガクラスを指導するための資格です。高齢者の健康維持や介護予防に役立つヨガの指導法を学びます。
    • 利点: 高齢者施設やコミュニティセンターでのクラス提供が可能になり、地域社会への貢献度が高まります。

ヨガ指導者としての自己成長

ヨガ指導者として活動する中で、自己成長も重要です。以下に、自己成長のための具体的な方法を紹介します。

  1. 継続的な学び
    • ワークショップへの参加: 専門家によるワークショップやセミナーに参加し、最新の知識や技術を学び続けることが大切です。
    • オンラインコース: 時間や場所にとらわれずに学べるオンラインコースを活用し、常に新しい情報を取り入れます。
  2. 自己実践
    • 毎日のヨガプラクティス: 自分自身のヨガプラクティスを続けることで、自己成長と内省を促進します。定期的な実践は、指導の質を向上させます。
    • 瞑想と呼吸法: 瞑想や呼吸法の実践も重要です。心身のバランスを保ち、ストレスを軽減するために役立ちます。
  3. フィードバックの活用
    • 生徒からのフィードバック: クラス後に生徒からフィードバックを求めることで、自分の指導の改善点を見つけることができます。
    • 同僚との交流: 他のヨガインストラクターとの交流を通じて、お互いの指導方法を学び合い、成長することができます。

まとめ

RYT200を取得することは、ヨガの指導者としての第一歩です。

この記事では、目標設定や情報収集、教室選び、スケジュール管理、費用について詳しく解説しました。

また、私自身の経験談やお勧めの教室、学習リソース、ヨガコミュニティの活用方法、取得後のキャリアパス、社会貢献、追加資格、自己成長のための具体的な方法も紹介しました。

RYT200を取得することで、ヨガの深い理解と指導力を身につけ、多くの人々にヨガの素晴らしさを伝えることができます。

この記事が、RYT200を目指す皆さんの助けになれば幸いです。ともに高みを目指して頑張っていきましょう!

ご感想やご意見などおねがいします!

タイトルとURLをコピーしました